第２３回社内研修で媒介リスクを最小化する方法

「社員の知識がバラバラで不安」「媒介の意識が薄い」——そんな状態では、いつ法令違反が起きてもおかしくありません。社員の理解度を底上げするには、継続的な社内研修が欠かせません。

この記事では、不動産会社が媒介リスクを最小限に抑えるための社内研修の進め方を紹介します。

ステップ1：基礎知識を繰り返し学ばせる

媒介とは何か、紹介との違いはどこかを、全員が共通認識として持てるように基礎研修を実施します。

オンライン教材やスライドで、誰でも同じ内容を学べるようにすると効果的です。

「この対応は媒介になる？紹介になる？」というグレーなケースを用意し、社員同士で判断・議論させることで現場対応力が高まります。

ロールプレイ形式が特に効果的です。

「学んで終わり」にしないために、定期的な理解度テストや実務への反映度を確認するアンケートを実施しましょう。

数値で可視化できると、組織的な改善にもつながります。

媒介違反は、知識不足やうっかりミスから起こることが大半です。

社内研修は、リスクを未然に防ぐ“予防接種”のようなもの。全員で学び、守る文化を作っていきましょう。